コロナ禍の中で我々ができること(大森勇一弁護士)
明けましておめでとうございます。
昨年の年頭の辞では,コロナ禍による当事務所の執務体制におけるテレワークの活用等について述べさせていただきました。コロナが収まるには数年かかるという指摘はありましたが,新年を迎えて新たな変異株の出現による不自由な生活が続き,昨今では第6波の到来が確実とのことですので,依頼者の皆様におかれては,呉々も無事お過ごし下さるようお願い申し上げます。とにもかくにも,一日も早い平穏な日常生活の来ることを祈るばかりです。
さて,当事務所では昨年はテレワークの一層の推進を図り,裁判所や依頼者とのWeb会議は業務全体の7~8割に達するのではないかと思われるところまでになりました。これも依頼者の方々のご理解の賜と感謝申し上げる次第です。
そして,本年の当事務所の目標は,書庫にある図書をはじめ訴訟記録の電子化に取り組み,紙の削減を目指していくことと致しました。執務の合理化という面はありますが,この目標を立てた主たる動機は,森林の保護,ひいては地球温暖化対策の一助になるであろうという点にあります。小さな一事務所である私共がなし得ることはほんのわずかなことであっても,紙を削減しようとする意志とそれを行う努力,取組みといった活動が集まれば大きな力となるであろうことを願っています。依頼者の方々には,訴訟資料等を紙ベースではなくメール等でお送りすることが多くなり,何かとご不便をおかけすることもあるとは思いますが,ご理解いただくようお願い申し上げます。
最後になりましたが,当事務所の創設者である千葉昭雄弁護士は,本年から実務の第一線からは距離を置き,私共所員一同の相談役として活動していただくこととなりましたことをご報告させていただきます。依頼者の皆様からの同弁護士へのこれまでのご支援とご賛助に感謝申し上げますと共に,同弁護士への変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。
令和4年1月吉日
曙綜合法律事務所
代表弁護士 大森勇一